《シラパディハーラム》(読み)しらぱでぃはーらむ

世界大百科事典(旧版)内の《シラパディハーラム》の言及

【イランゴー・アディハル】より

…商人コーバランの貞淑な妻カンナギを主人公とするタミル(南インド)の叙事詩《シラパディハーラム》(5世紀中葉?)の作者。生没年不詳。…

【インド文学】より

…サンガム文学の成立に続く2,3世紀の間,南インドでは仏教とジャイナ教が栄え,倫理的宗教的傾向のある作品が比較的多く作られた。古典タミル文化の象徴とされる箴言集《クラル》(5世紀ころ)がティルバッルバルによって,女性を主人公とするタミル独自の叙事詩《シラパディハーラム》(5世紀中葉?)と《マニメーハライ》(5世紀後半?)が,思想的にジャイナ教に近いイランゴー・アディハルと仏教徒サータナールCāttaārによって,それぞれ完成された。6世紀になると仏教とジャイナ教は衰退し,代わってシバ教とビシュヌ教が民衆の間に広まった。…

【カンナギ】より

…タミル(南インド)の代表的叙事詩《シラパディハーラム》(イランゴー・アディハル作,5世紀中葉?)の主人公で,数奇な運命をたどる商人コーバランの妻。古来タミルで,貞節で情熱的な女性の典型とされ,女神パッティニーと同一視されている。…

※「《シラパディハーラム》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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