《シリアへの出発》(読み)しりあへのしゅっぱつ

世界大百科事典(旧版)内の《シリアへの出発》の言及

【ラ・マルセイエーズ】より

…もとは北方ライン軍団のための進軍歌として1792年4月26日夜に作曲,ストラスブール市長宅で初めて歌われ,《ライン軍に寄せる闘いの歌Chant de guerre pour l’armée du Rhin》のタイトルで同地で出版されてあったもの。第二帝政期(1852‐70)には革命色を薄めようとの狙いから,ナポレオン3世の母ウジェーヌ・オルタンスが作曲に手をかしたとも伝えられる歌《シリアへの出発Partons pour la Syrie》が一時国歌として登用されたが,ナポレオン3世失権と同時にこの《ラ・マルセイエーズ》が復し,現在に至る。なおこの旋律は多くの作曲家により引用されており,とくにシューマンのピアノ曲《ウィーンの謝肉祭》,歌曲《二人の擲弾兵》,ワーグナーの歌曲《二人の擲弾兵》,リストの交響詩《英雄の嘆き》,チャイコフスキーの管弦楽序曲《1812年》,ドビュッシーのピアノ曲《花火》などの例がよく知られている。…

※「《シリアへの出発》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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