世界大百科事典(旧版)内のシリコンアイランドの言及
【九州地方】より
…明治時代から発展した北九州工業地帯の鉄鋼,セメント,化学などの重化学工業をはじめ,長崎市の造船業,大牟田・延岡両市の化学,久留米市のゴム,八代・日南両市の紙・パルプなど原料立地型の工業を主としており,波及効果の大きい加工組立型が少ない傾向が強かった。1970年代から大分臨海工業地域の製鉄,化学コンビナート,熊本県長洲町の造船,重機,大津町のオートバイ,90年代に福岡県苅田(かんだ)町,宮田町に自動車とその関連工業の進出がみられ,特に80年代初めからはIC(集積回路)とその関連産業の立地が著しく,九州は〈シリコンアイランド〉と呼ばれるほどになった。このほか九州には家具,陶磁器,焼酎など伝統的地場産業が根づいている。…
※「シリコンアイランド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」