世界大百科事典(旧版)内のシルスクの言及
【タキシラ】より
…発掘後もっとも整備されたいまみるシルカプは,第2層パルティアからクシャーナまでの時期のもので,丘陵から平野へ不整形の長方形プランを呈し,突角堡つきの石積み市壁をもち,中央に一大路を南北に通し,小路がこれに直交する。クシャーナ族はシルカプの北にいまシルスクの名で知られる方形都市を建設したといわれるが,検出された半円形望楼つきの市壁の石積法はクシャーナ時代より新しいものであり,市街の実体は明らかになっていない。タキシラではこの3都市のほかに14の仏教寺院跡と二つの神祠が発掘され,都市外の丘陵や平野に点在する。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」