世界大百科事典(旧版)内のシンリンターパンの言及
【ウマ(馬)】より
…このほか有色毛と白色毛のまざる糟毛(かすげ),斑紋のある斑毛(ぶちげ)などもある。
【祖先種】
家畜のウマの祖先種についてはプシバルスキーウマ(モウコウマ)Przewalskii horseのみと主張する単元説と,そのほかにターパンtarpanやシンリンターパンがあったとする多元説とがある。プシバルスキーウマは現存する唯一の野生馬で,モンゴルやゴビ砂漠に小群で生活している。…
【ターパン】より
…中程度の大きさのウマで,灰色の体色にたてがみと尾が黒であった。やや体が大きく,南ロシアの草原に生息したソウゲンターパンEquus ferus ferusと,やや小型で,中央ヨーロッパと東ヨーロッパの森林に生息したシンリンターパンE.f.silvestrisがあった。狩猟と家畜のウマとの交雑のために,後者の多くは中世までに絶滅し,南ロシアに最後に残った前者の群れも19世紀に滅びた。…
※「シンリンターパン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」