ジェームソン侵入事件(読み)じぇーむそんしんにゅうじけん

世界大百科事典(旧版)内のジェームソン侵入事件の言及

【トランスバール共和国】より

…86年同国のウィットウォーターズランドで金の大富鉱が発見されると,イギリスは直ちに同国の併合を企てた。当時ケープ植民地首相であったC.ローズは,トランスバールのイギリス系白人(アフリカーンス語でアイトランダースと呼ばれた)を保護するという名目で,95年友人のジェームソンとその部下の軍隊を派遣したが失敗に終わり,ローズは責任をとって政界から引退した(ジェームソン侵入事件)。しかしイギリス植民地相のJ.チェンバレンは併合をあきらめず,A.ミルナーをケープ長官に任命し,トランスバールに対し露骨な内政干渉を行った。…

※「ジェームソン侵入事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android