世界大百科事典(旧版)内のジェームソン侵入事件の言及
【トランスバール共和国】より
…86年同国のウィットウォーターズランドで金の大富鉱が発見されると,イギリスは直ちに同国の併合を企てた。当時ケープ植民地首相であったC.ローズは,トランスバールのイギリス系白人(アフリカーンス語でアイトランダースと呼ばれた)を保護するという名目で,95年友人のジェームソンとその部下の軍隊を派遣したが失敗に終わり,ローズは責任をとって政界から引退した(ジェームソン侵入事件)。しかしイギリス植民地相のJ.チェンバレンは併合をあきらめず,A.ミルナーをケープ長官に任命し,トランスバールに対し露骨な内政干渉を行った。…
※「ジェームソン侵入事件」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」