ジブカッター(読み)じぶかったー

世界大百科事典(旧版)内のジブカッターの言及

【採炭機】より


[発達の歴史]
 1861年にイギリスの炭鉱で使用されて,世界で初めて成功した採炭機は,アイアンマンiron manと呼ばれ,人間がつるはしを水平に振るう動作をまねて,炭層の下部に水平な溝を作る作業(下透し作業)を行うものであった。このアイアンマンの成功に刺激されて,19世紀末までには,その後長く使用されることになったチェーンカッターchain cutter(ジブカッターjib cutter,コールカッターcoal cutterとも呼ばれる)や,水平面内を回転する円板に刃物をとりつけたディスクカッターdisc cutter,水平軸を有する丸棒に多数の刃物をとりつけたバーカッターbar cutterなどがつぎつぎに発明され,いずれも炭層の下透し作業に用いられた。20世紀にはいると,下透し作業の後の打落し作業に用いるコールピックが発明された。…

※「ジブカッター」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android