ジャクマール(読み)じゃくまーる

世界大百科事典(旧版)内のジャクマールの言及

【からくり】より

…つづいてアラビアの《千夜一夜物語》には,名高い〈開けゴマ〉の自動扉の話をはじめ,機械仕掛けの鳥や人形を仕組んだ庭園の話があるが,バグダードのカリフたちは,そうした自動人形庭園を実際に所有していた。いっぽう中世ヨーロッパのめぼしい都市には,ほとんどの市庁舎や教会の塔に大がかりな機械時計がそなえつけられ,その時計にはかならず〈ジャクマールjaquemart〉と呼ばれる自動人形が出てきて鐘を打ち,さらに聖人の像が窓にあらわれ,等身大の美女が舞踏したり,男女の人形が行列したりする。ルネサンスの天才レオナルド・ダ・ビンチが自動仕掛けの人工ライオンをつくったという話があるが,近世ヨーロッパでは自動装置の人工庭園をつくることが流行し,やがて17世紀には機械時計や精密工芸の成長を背景に,自動仕掛けの〈鳴く鳥〉や〈ダンス人形〉をつくる実験がはじまり,18世紀になるとフランスの機械技術者ボーカンソンやスイスの機械人形師ジャケ・ドローズ父子が登場する。…

※「ジャクマール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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