世界大百科事典(旧版)内のジャストロー図形の言及
【錯視】より
…同心円の内円は過大視され,外円は過小視される(〈デルブフの大きさの錯視〉)ため,単独円と同心円の内円,および同心円の外円と単独円とは同じ大きさにもかかわらず異なって見える。ジャストロー図形では,同じ大きさの扇形でも内側のほうが外側のほうより大きく見え,また外側のほうが湾曲して見える。遠近法で描かれた絵の中の円筒(ポンゾ円筒)は手前に置かれて見える円筒よりも奥に置かれて見える円筒のほうが大きく見えるが,この絵を水平に近い方向から眺めて遠近法の効果を消すと,同じ大きさに見える。…
※「ジャストロー図形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」