世界大百科事典(旧版)内のジャンスールの言及
【生糸】より
… ヨーロッパにおける製糸法は,18世紀までは直火で加熱される煮繭,繰糸釜と,1台の繰糸装置を用いて行う家内座繰法が一般的であった。19世紀初頭にはリヨンのジャンスールによって煮繭,繰糸釜の熱源として蒸気が利用され始め,後には揚(かせあげ)機の駆動などに蒸気機関も適用され,均質で上質の生糸の機械制工場生産が本格化した。より掛け装置はフランス式(シャンボン式)からしだいにイタリア式(タブレット式)に変わり,打繭・接緒作業の自動化も進んだ。…
※「ジャンスール」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」