世界大百科事典(旧版)内のスイッダマートリカー文字の言及
【インド系文字】より
… 現行のインド系諸文字の系譜をたどるとブラーフミー文字に行き着く。4世紀から6世紀にかけて,この文字は南北両系に大きく分かれ,北方系ブラーフミー文字であるグプタ文字から,スイッダマートリカー文字が成立し,さらにこの文字から,8世紀にはデーバナーガリー文字が,東ではベンガーリー文字が,カシミールではシャーラダー文字が派生した。デーバナーガリー文字からグジャラーティー文字が,パンジャービー語を表記するグルムキー文字はシャーラダー文字より,ベンガーリー文字よりオリヤー文字がそれぞれ派生した。…
※「スイッダマートリカー文字」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」