スウェーリンク,J.P.(読み)すうぇーりんく

世界大百科事典(旧版)内のスウェーリンク,J.P.の言及

【オランダ】より

…最も注目されるのが,オルガン,チェンバロによる鍵盤音楽の興隆である。17世紀初め,アムステルダムで活躍したスウェーリンクJ.P.Sweelink(1562‐1621)はその代表的作曲家で,オルガン音楽では,北ドイツ出身のオルガニストを多く育て,北ドイツ・オルガン楽派の祖となり,チェンバロ音楽でも,イギリスのバージナル音楽の伝統を吸収し,高い技巧を加味した独自の様式を打ち出した。当時,カルバン派教会の礼拝では,会衆による詩篇歌のみ許され,オルガン演奏は禁止されていたが,市当局主催の,市民のためのオルガン演奏会は各地で盛んに行われた。…

【オルガン】より

…ネーデルラントでは,ニーホフ一族Niehoffが16世紀に,独立した四つのパイプ群を持つ複合的なオルガンの様式を確立し,フランス,ドイツでのその後の発展の基礎を築いた。アムステルダムのスウェーリンクJan Pieterszon Sweelinck(1562‐1621)は,イギリスのバージナル音楽の技法をオルガンにも取り入れ,オルガン音楽の語法を豊かなものにした。フランスでは,当時の管楽器の音色を模したリード・ストップが好まれ,オルガンは教会の楽器でありながら,宮廷音楽のための優雅さをも備えるようになった。…

※「スウェーリンク,J.P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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