スズ青銅(読み)すずせいどう

世界大百科事典(旧版)内のスズ青銅の言及

【青銅】より

…スズをおもな合金元素とする銅合金で,〈青銅器時代〉という年代の区分があることからもわかるように,人類が最も古くから使用した合金である。銅合金のなかには青銅と呼ばれる一連の合金があり,アルミニウム青銅などスズを含まないものにも青銅の名称が用いられるので,銅・スズ合金をとくにスズ青銅tin bronzeと呼んで区別することが多い。スズの含有量の少ないものは展伸材として使われるが,多くは鋳物として利用される。…

【銅合金】より

…太古以来銅合金はもっぱら青銅であったために,今日でも青銅bronzeというと銅合金という意味に使われることがあり,まったくスズを含まないものでもマンガン青銅のように青銅と呼ばれるものがある。そのためにCu‐Sn合金をとくにスズ青銅と呼ぶことがある。青銅は古くから鋳物として使われてきたが,現在でもその特徴を生かして鋳物としての応用が多い。…

※「スズ青銅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android