世界大百科事典(旧版)内のスタッケルベルグ均衡の言及
【寡占】より
…プライス・リーダーシップは,いわば,暗黙のうちに各企業が結託し,独占的な高価格をつけていると考えることもできる。なお,寡占の理論の中心は,供給量を戦略とした場合の理論であり,近視眼的な予想に基づくクールノー=ナッシュ均衡や,先導者と追随者の存在するスタッケルベルグ均衡がその代表例である。
[協調,参入障壁と独占禁止法]
寡占の第3の問題は,企業どうしが結託することによって独占利潤を分け合おうとするインセンティブ(誘因)が存在することである。…
※「スタッケルベルグ均衡」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」