世界大百科事典(旧版)内のスタレビッチ,V.の言及
【アニメーション映画】より
… ユーゴでは,〈残酷モダニズムの結晶〉といわれる短編《銀行ギャング》(1958)などのデュシャン・ブコチッチを中心としたザグレブ派のモダン・アートの作品群がある。 帝政ロシア期に世界最初の人形アニメといわれる《麗しのリュカニダ》(1912)をはじめ,ウラディスラフ・スタレビッチの一連の作品を生んだソ連では,イワン・イワノフ・ワーノの《せむしのこうま》(1947),レフ・アタマノフの《雪の女王》(1957)などの長編や,雪どけ以後のユーリ・ノルシュテインの作品群(《あおサギと鶴》1974,《霧につつまれたハリネズミ》1976,《話の話》1979)など,メルヘン的な夢幻の魅力に満ちたものが注目される。ポーランドでは,不条理劇の〈切紙〉作品で知られるヤン・レニツァ,陰惨なイメージの漫画映画の作家ワレリアン・ボロフチクなどがあげられる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」