スターブヒルケ(読み)すたーぶひるけ

世界大百科事典(旧版)内のスターブヒルケの言及

【ノルウェー】より

…不安の画家ムンクでさえ,20世紀になると明朗な色調の楽天性をみせ,人間の不可思議な心理と行動をえぐっていたハムスンも自らの反文明観をナチズムに結びつける。かつて,11世紀にノルウェーに入ってきて隆盛を極めた教会建築様式スターブヒルケstavkirke(樽板造りの木造教会)は今日ノルウェーでのみ完全な形で観察される特異な建築芸術であるが,同様に,この国の独創でなくとも,それなりに特異な芸術作品は20世紀ノルウェーにもある。中世世界を活写したウンセットの歴史小説《クリスティン・ラブランスダッテル》,オスロ市庁舎内の壁画を頂点とする〈フラスコ画三巨匠〉,レーボルAxel Revold(1887‐1962),ロルフセンAlf Rolfsen(1895‐1979),クローグPer Krohg(1889‐1965)らの壁画制作,反ロマン的《ペール・ギュント》の舞台の劇音楽(1948)を書いたセーベルードHarald Sæverudの作品等々である。…

※「スターブヒルケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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