世界大百科事典(旧版)内のスチュアートソン層の言及
【境界層】より
…このため境界層の遷移と剝離を適当に制御することは重要な問題であり,流線形の物体にしたり,飛行機のフラッグなどのように物体の形を変えたり,あるいは吹出しや吸込みをつけるなどいろいろなくふうが行われている。流線形
[その他の境界層]
回転流体の上下面や側面に出現するエクマン層やスチュアートソン層,電導性流体中で磁場に垂直な面に生ずるハルトマン層などは広い意味の境界層であって,前2者は慣性力の代りに回転流体に特有のコリオリの力,後者は電導性流体中での電流に働く力が粘性力とつり合ってできるものである。また振動流中の物体面にできる境界層をストークス層,平行な異速度流の間の渦層や噴流など物体のないところに生ずる境界層を自由境界層ということがある。…
※「スチュアートソン層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」