スティグラー,G.J.(読み)すてぃぐらー

世界大百科事典(旧版)内のスティグラー,G.J.の言及

【産業組織論】より

…もっとも,たとえば高利潤が活発な広告活動を可能にし,下位企業に広告費負担増を強いて売手集中度を引き上げるなど,市場成果から市場行動,市場構造へのフィードバック効果の存在も意識されている。他方,スティグラーGeorge J.Stigler(1911‐91)を代表とするシカゴ学派は,市場の作用についてもっと楽観的で,政府の介入やカルテルがなければ高利潤は競争を生み,独占的構造は自動的に矯正されていくと考え,カルテル規制と政府規制の緩和・廃止の意義を強調する傾向がある。独禁政策の手段の有効性について立場がわかれるが,競争的市場の機能を高く評価する点では,シカゴ学派も伝統派と見解を同じくしている。…

※「スティグラー,G.J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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