ストラデラ,A.(読み)すとらでら

世界大百科事典(旧版)内のストラデラ,A.の言及

【バロック音楽】より


[楽曲形式と主要作曲家]
 声楽曲の形式の中でとくに重要なのは,前言したようにオペラやオラトリオなどの劇音楽の形式である。これらの形式は成立当初は(オペラのモンテベルディ,オラトリオのカリッシミGiacomo Carissimi(1605‐74)ら),場面の構成がきわめて流動的であったが,17世紀末から18世紀にかけてはアリアとレチタティーボを規則的に交替させる形式がしだいに支配的となった(ストラデラAllessandro Stradella(1644‐82),A.スカルラッティ)。オペラの分野では,18世紀に入ると,悲劇的な題材をもつ格調の高いオペラ・セーリアに対して,笑劇的な要素を含む喜歌劇がそれぞれの国に興った(イタリアのオペラ・ブッファ,フランスのオペラ・コミック,ドイツのジングシュピール,イギリスのバラッド・オペラなど)。…

※「ストラデラ,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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