《ストリュクチュールI》(読み)すとりゅくちゅーる

世界大百科事典(旧版)内の《ストリュクチュールI》の言及

【ミュジック・セリエル】より

…ここでは36種の音高,24種の音価,12種のアタックの仕方(音色),7種の音強が一覧表として置かれ,曲はそれらの組合せ(たとえば音は常に付点2分音符の音価,フォルテの音強,テヌートのアタックでのみ現れる)で構成された。この曲において,これらの要素にセリーは用いられなかったが,こうした各要素をセリー化し,ミュジック・セリエルの技法を確立したのはブーレーズの2台のピアノのための《ストリュクチュールI》(1951)である。その先例としてM.バビットの《四つの楽器のためのコンポジション》(1948)があるが,決定的影響力はブーレーズの作品にあった。…

※「《ストリュクチュールI》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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