世界大百科事典(旧版)内のストロガノフ,G.の言及
【シベリア開発】より
…16世紀の半ばになると,今度はモスクワの商人たちが毛皮を求めて,遠くエニセイ川の河口まで行った。1558年富裕な商人グリゴリー・ストロガノフはツァーリ,イワン4世から西シベリア開発の許可を得たが,そのねらいは毛皮をはじめとする魚,塩,銅,銀などの豊富なシベリアの資源であった。ストロガノフ家はエルマークを長とするコサック隊をシベリア遠征に派遣したが,彼らは82年にシビル・ハーン国の本営を陥れ,次いでその主都カシリクKashlykを占領した。…
※「ストロガノフ,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」