ストークス層(読み)すとーくすそう

世界大百科事典(旧版)内のストークス層の言及

【境界層】より

流線形
[その他の境界層]
 回転流体の上下面や側面に出現するエクマン層やスチュアートソン層,電導性流体中で磁場に垂直な面に生ずるハルトマン層などは広い意味の境界層であって,前2者は慣性力の代りに回転流体に特有のコリオリの力,後者は電導性流体中での電流に働く力が粘性力とつり合ってできるものである。また振動流中の物体面にできる境界層をストークス層,平行な異速度流の間の渦層や噴流など物体のないところに生ずる境界層を自由境界層ということがある。このほか,境界層の概念を拡張して,熱伝導など散逸が小さな一般の場について,場の量の法線方向のこう配が大きく,散逸の担い手となるような薄層を境界層と呼ぶこともある。…

※「ストークス層」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android