世界大百科事典(旧版)内のストーブ・タイルの言及
【タイル】より
…ロンドンのウェストミンスター・アベーには13世紀前半のすぐれた象嵌タイルが残されている。ドイツおよび北ヨーロッパではこれらフランスやイギリスのモザイク用タイルや象嵌タイルに対して,無釉あるいは緑釉をかけたレリーフ・タイルが好まれ,とくに南ドイツのニュルンベルクからスイスの山岳地方ではストーブ用の鉛釉の〈ストーブ・タイル〉の生産が盛んであった。 一方,9世紀以降イスラム世界に開花したタイルはカリフの宮殿やモスクなどの建築とともに著しい発展をみた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」