世界大百科事典(旧版)内のスパスムの言及
【冠状動脈】より
…冠状動脈硬化は冠動脈危険因子の人に起こりやすく,男性では女性より若くて発症する。 従来,狭心症や心筋梗塞の発症には,動脈硬化の粥腫(じゆくしゆ)による内腔狭窄と血栓による閉塞が重要であると考えられてきたが,最近は冠状動脈スパスムが原因として注目されている。スパスムとは冠状動脈平滑筋の病的な収縮による内腔狭窄で,中等度の動脈硬化がある場合に起こりやすい。…
【痙攣】より
…書痙などの職業性痙攣,循環障害による間欠性跛行,代謝障害による筋肉自体の拘縮などもここに含められることが多い。(3)スパスムspasm 自分の意志で弛緩することのできない筋緊張の増加と筋短縮で,痙攣の術語としてはコンバルジョンなどよりもより一般的な術語である。破傷風,テタニー,狂犬病でみられるほか,顔面痙攣,眼瞼痙攣,痙性斜頸などとしても知られている。…
※「スパスム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」