世界大百科事典(旧版)内のスパー内反応の言及
【放射線化学反応】より
…そのためイオンや励起状態など活性種が局所的に濃度高く生ずる,ほぼ球形の領域が離散的に形成され,これはスパー(またはスプール)と呼ばれる。活性種は一部スパー内で相互に反応(スパー内反応と呼ばれる)するが,反応を免れたものはスパーから拡散して系全体での均一な反応を行う。他方,α粒子のようなLETの大きい放射線の場合には,放射線の進路に沿ってスパーが相互に連なった形となり,円筒形スパーまたはトラックと呼ばれる。…
※「スパー内反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」