世界大百科事典(旧版)内のスピラー,W.G.の言及
【痛み】より
…この経験をもとに,痛みと温覚,冷覚が反対側の前側索を上行するという結論を発表した。アメリカの同じく神経医のスピラーW.G.Spillerも,1905年に生前両側下肢の痛みと温覚,冷覚を失っていた患者を解剖して,両側の前側索に病巣があることを見いだし,ガワースの結論を確認した。そして12年には,外科医の手を借りて,下半身の激痛に悩む患者の両側前側索を切断して激痛を取り除くことに成功した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」