世界大百科事典(旧版)内のスルターンガンジの言及
【バーガルプル】より
…近郊には石窟寺院があり,彫刻で名高い。西方約30kmのスルターンガンジSultānganjにもグプタ朝時代(4~5世紀)の寺院址があり,ガンガー川近くに屹立する二つの花コウ岩塊はおのおのイスラム教徒,ヒンドゥー教徒の聖所となっている。現在,バーガルプルの町はガンガー川に沿って東西に長く延び,周辺からの米,綿花,小麦などを集散し,特産物の手織絹織物のほか,精米・精糖業が立地する。…
【パーラ・セーナ朝美術】より
…石彫はほとんどが黒い玄武岩を用い,その緻密な石質のゆえに精巧な細工が可能であった。ナーランダー,クルキハルKurkiharなどではブロンズ像の制作も盛んで,スルターンガンジSultāngañjからは高さ約230cmもの仏立像が出土した。また絵画遺品としては経典挿絵としての細密画がある。…
※「スルターンガンジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」