世界大百科事典(旧版)内のスルファピリジンの言及
【サルファ剤】より
…同年,フランスのパスツール研究所の細菌学者であったトレフエルJ.Trefouëlらは,プロントジルの有効成分はプロントジルが体内で分解されてできるスルファミンであることを明らかにした。この研究によって,その後スルファミンを骨格とする誘導体が多数合成,試験され,さらに類似の骨格をもつスルファピリジンsulfapyridine(SPと略記),スルファチアゾールsulfathyazole(STと略記),スルファメラジンsulfameradine(SMDと略記)などが開発された。今日まで数千種以上が合成され,現在でも数十種が市販されている。…
※「スルファピリジン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」