最新 地学事典 「スレーキング」の解説
スレーキング
乾燥した粘土や泥岩の塊が降雨などの水分を吸収し,崩れて細粒化する現象。水の浸入によって内部の間隙中の空気が圧縮され土粒子間に引張力として働くこと,土粒子が水を吸収し粒子間隔を広げ粒子間結合力が低下することが原因。スレーキングの程度は,乾燥した一定形状・寸法の試料を水中に浸し,一定時間に崩れた程度あるいは一定の崩壊状態に達する時間を測定する。新第三紀泥岩地帯の地すべりの原因となったり,あるいは泥岩を用いた盛土の圧縮沈下,道路における切土・盛土のり面の軟質化,鉄道における噴泥現象などを引き起こすことがある。
執筆者:中山 俊雄・皆川 潤
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

