スレーキング(読み)すれーきんぐ

最新 地学事典 「スレーキング」の解説

スレーキング

slaking

乾燥した粘土泥岩の塊が降雨などの水分を吸収し,崩れて細粒化する現象。水の浸入によって内部の間隙中の空気が圧縮され土粒子間に引張力として働くこと,土粒子が水を吸収し粒子間隔を広げ粒子間結合力が低下することが原因。スレーキングの程度は,乾燥した一定形状・寸法の試料を水中浸し,一定時間に崩れた程度あるいは一定の崩壊状態に達する時間を測定する。新第三紀泥岩地帯の地すべりの原因となったり,あるいは泥岩を用いた盛土の圧縮沈下,道路における切土・盛土のり面の軟質化,鉄道における噴泥現象などを引き起こすことがある。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 俊雄 皆川 中山

世界大百科事典(旧版)内のスレーキングの言及

【耐火煉瓦】より

…ドロマイトCaO・MgO・2CO2の融点は2300℃と高い。ドロマイトクリンカーには大気中で消化しない安定型と大気中で消化する準安定型の2種類があり(消化とは,水分を吸って水酸化物を生成する結果,膨張して粉化する現象で,スレーキングともいう),煉瓦も焼成品と不焼成品がある。天然原料を使用したドロマイト質煉瓦は不純物が多いが,合成原料を用いた場合には高純度で不純物1%以下となり,この高温焼成品は非常に優れた高温特性をもつ。…

※「スレーキング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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