世界大百科事典(旧版)内のスーパーインポーズ法の言及
【個人識別】より
…また犯人が逃亡中の場合など,目撃者に犯人と無関係な多数の人の顔写真を見せて,眼,鼻,口など部分的に酷似した写真を選ばせ,それらの写真を合わせてモンタージュ写真を作成するが,これも個人識別の一つである。スーパーインポーズ法は,死者と思われる人の生前の顔写真と同じ角度で撮影した頭蓋骨写真のネガを重ね合わせて焼付けを行い,頭蓋骨全体の形,眼の位置,鼻,口の位置などが合うかどうかを検査する方法である。これとは別に復顔法(頭蓋肉付法)があり,これは頭部顔面二十数ヵ所の軟部組織の厚さを測定した統計値を用いて,その厚さに発見された頭蓋骨に粘土またはセッコウで肉づけして生前の顔貌を復元する方法である。…
※「スーパーインポーズ法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」