世界大百科事典(旧版)内のセバーグ,J.の言及
【勝手にしやがれ】より
…主人公の青年を演じたジャン・ポール・ベルモンドはこれが初の主役で,出世作になった。その恋人役のジーン・セバーグはゴダールの敬愛するオットー・プレミンジャー監督の《悲しみよ今日は》(1957)から〈引用〉される形で,同じ髪形(いわゆる〈セシール・カット〉)のヒロインとして出演。フランソア・トリュフォー(原案),クロード・シャブロル(監修),そしてゴダール(監督)という〈ヌーベル・バーグの三銃士〉が映画のスタッフとして名を連ねていることでも知られるが,フィルムそのものには,メーンタイトルが出るだけで,スタッフ,キャストを記したクレジットタイトルがまったくないという,珍しい映画でもある。…
※「セバーグ,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」