セラー=キーフォーバー法(読み)せらーきーふぉーばーほう

世界大百科事典(旧版)内のセラー=キーフォーバー法の言及

【合併】より

…アメリカにおいてもクレートン法7条が日本とほぼ同旨の法文で合併を規制している。同条はセラー=キーフォーバー法とも呼ばれ,1960年代から70年代の中葉にかけて非常に厳格に運用され,寡占化傾向のある業界での水平的合併はすべて禁止するような厳格な規制が行われていた。その後,レーガン政権以降,アメリカの合併規制は大幅に規制緩和されて今日に至っているが,当時,このような厳しさがアメリカのアンチ・トラスト政策の特徴と評され,同時期の日本における合併事件の代表例であった八幡製鉄と富士製鉄合併についての同意審決(1969年に審決,70年に合併の効力が発生し新日本製鉄となった)は,日米における合併規制のあり方の違いを端的に示すものであった。…

【トラスト】より

…このような多数の巨大トラストがこの時期に成立したために,アメリカは〈トラストの母国〉といわれる。しかし1914年のクレートン法および50年のセラー=キーフォーバー法Celler‐Kefauver Actの制定によって,競争を実質的に制限するおそれのある株式取得および資産取得が制限されることになったため,新方式のトラストの成立も制限された。さらに1900年前後に成立した巨大トラストの多くが,上記の反トラスト諸法によって企業分割措置を受けることになった。…

※「セラー=キーフォーバー法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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