最新 地学事典 「セロ・デ・パスコ鉱山」の解説
セロ・デ・パスコこうざん
セロ・デ・パスコ鉱山
Cerro de Pasco mine
ペルーのリマ北東約290kmのアンデス山脈中にあるCu・Pb・Zn・Agの鉱山。デボン紀Ex-celsior層の頁岩・珪岩,ペルム紀Mitu層の赤色層,三畳~ジュラ紀Pucara石灰岩,径2.5kmの火道状火山岩,これらを貫く石英モンゾニ斑岩(15.2Ma)などが分布。鉱床は,Excelsior層とPucara層の間に胚胎する塊状黄鉄鉱体,塊状鉛・亜鉛鉱体,磁硫鉄鉱パイプとこれらを切る黄鉄鉱・硫砒銅鉱鉱脈など。中新世火山活動に伴う熱水性交代・鉱脈鉱床と考えられているが,塊状鉱体を堆積層内硫化物鉱床とする説もある。1630年,地表からAgの採掘開始,1906年から本格開発,採掘分も含む総鉱量8,000万t,平均品位Zn9.2%,Pb3.5%,Ag101ɡ/t。年産粗鉱量,露天掘り140万t,坑内掘り90万t(1991)。
執筆者:矢島 淳吉
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

