セービン,W.C.(読み)せーびん

世界大百科事典(旧版)内のセービン,W.C.の言及

【音響学】より

…20世紀に入ると,音響学は画期的な発達を遂げる。その契機になったのは,室内の音響効果の基礎を与えるW.C.セービンの残響理論であって,音の物理特性と人間の聴感とを結びつけたものとして,現在に至るまで重要な意義をもっている。また電気工学,電子工学の急速な発達によって,音と電気との間の変換が行えるようになり,音の長距離伝送(電話,ラジオ),拡大,保存(録音)などが自由に行えるようになったことは,実用面だけでなく音響学の研究にも非常に役だっている。…

※「セービン,W.C.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む