世界大百科事典(旧版)内のぞめきの言及
【阿波踊】より
…男は尻ぱしょりの浴衣がけに手ぬぐい頰かぶり,足袋はだし,女は片肩脱ぎの浴衣を裾からげに着て赤い蹴出しを見せ鳥追笠をかぶり,白手甲,白脚絆,白足袋,黒の利休下駄をはき,数十人単位の連(れん)を作り街道を流し踊り歩く。これを〈ぞめき〉という。1585年(天正13)阿波徳島藩祖蜂須賀家政の徳島築城祝いに町民が踊ったのに始まるという説がある。…
【遊郭(遊廓)】より
…一時期禁止された夜間営業も,1657年の新吉原をはじめ各地とも許可されて,夜間が主流となった。大勢の客の中には張見世(はりみせ)を見て回るだけの見物客もあり,これを〈ひやかし〉〈ぞめき〉〈素見(すけん)〉といった。そうした見物客にとっては,花魁(おいらん)道中も目を楽しませるものであった。…
※「ぞめき」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」