タイム・ディシプリン(読み)たいむでぃしぷりん

世界大百科事典(旧版)内のタイム・ディシプリンの言及

【産業革命】より

…しかし,産業革命期に生じた最大の問題は,長時間労働や低賃金そのものにあったのではない。雇用の不安定さを別にすれば,問題の焦点はむしろ,定められた時刻から時刻まで集中的に労働を続けなければならないこと(〈タイム・ディシプリン〉の問題)や,労働が家族集団とはまったく別の編成で行われる結果,生産単位としての家族の紐帯が切られたこと,などにあった。かつての農業労働が祭りやレジャーと混然一体となっていたのに比べると,いまや資本家に売り渡された時間――出来高賃金から時間制賃金への移行が背景にある――と残りの時間との区分が明確化したのである。…

※「タイム・ディシプリン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む