タウギ・サモエード族(読み)たうぎさもえーどぞく

世界大百科事典(旧版)内のタウギ・サモエード族の言及

【ウラル語系諸族】より

…ウラル語族に属する諸言語を使用する民族群の総称。ウラル諸語は共通の祖語にさかのぼることが言語学的に証明されており,この同系性を基礎にウラル語系諸族の歴史を再構成する試みが言語学,民俗学,民族学,考古学,自然人類学,歴史学などの領域(これらをまとめてウラル学と称する)で行われている。
[分布]
 ウラル山脈の西側(山脈の東側も含むとの説もある)が原郷とされているウラル語系諸族は現在,スカンジナビアからタイミル半島に至る北方ユーラシア西部(東経56゜~70゜)に広く分布するが,スラブ,ゲルマン,バルト,チュルク,ツングース系諸族と交錯しあっており,分布は連続性を欠くところが多い。…

【ガナサン族】より

…人口900(1979)。かつてはタウギ族またはタウギ・サモエード族と呼ばれた民族で,日本ではヌガナサン族とも表記される。ウラル語族サモエード語派の北方群に属するガナサン語を話す。…

【サモエード諸族】より

…ロシア連邦,西シベリアから旧ロシア共和国北部にかけて広く分布し,ウラル語族サモエード語派の諸言語を使用する民族の総称。人口3万4000(1979)。言語・文化的に北方群(ネネツ族,エネツ族Enets,ガナサン族)と南方群(セリクープ族)に分かれる。南方群には,話者を失って消滅したカマス,カラガス,コイバル,モトル,ソヨート,タイギ(これらすべてを総称してサヤン・サモエードという)も加えることができる。…

※「タウギ・サモエード族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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