世界大百科事典(旧版)内のタウンゼンド,P.の言及
【最低生活費】より
…近年イギリスを中心に,相対的欠乏relative deprivationという概念を用いて,貧乏を測定しようとする考え方が広まりつつあるが,これはその社会のふつうの生活様式をかなえられるところの生活費を基準にして貧乏測定を行うものであって,最低愉楽費に近い概念である。タウンゼンドPeter Townsendはその一人で,彼はその金額まで算定している。最低生活費は,おのおのの国の歴史的な生活様式を前提としているので,その内容は民族性をもっており,世界的な最低生活費といったものは存在しないが,生活様式自体も変化・発展するので,最低生活水準そのものも歴史的に変化・発展する。…
※「タウンゼンド,P.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」