タウン,H.R.(読み)たうん

世界大百科事典(旧版)内のタウン,H.R.の言及

【経営・経営管理】より


【管理問題の登場】

[体系的管理運動]
 工場レベルでの管理問題を意識的に合理化の対象とするようになったのは1880年代,東部の機械工業において工場技師などが,アメリカ機械技師協会を拠点にして工場管理の改善を試みてからで,それは体系的管理運動systematic management movementと呼ばれた。たとえばタウンHenrey R.Towneは1886年,工場の管理は産業企業の成功にとって工学と同じように重要な意義をもっており,近代技術の一つに入れてしかるべきであると主張した。彼の〈節約賃金分配制(タウン分益制)〉(1889)やハルシーFrederick A.Halseyの〈割増賃金制〉(1891),N.メトカフの〈工場の勘定体系〉(1886)などは,このころの優れた成果である(〈能率給〉の項参照)。…

※「タウン,H.R.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android