世界大百科事典(旧版)内の《タ・エイス・ヘアウトン》の言及
【自省録】より
…ローマ皇帝マルクス・アウレリウスが多忙な政務,軍務の中でギリシア語で書きつづった記録。その題名は〈タ・エイス・ヘアウトン〉と呼ばれているが,次に〈ヒュポムネマタhypomnēmata〉,あるいは〈パランゲルマタparangelmata〉という名詞を補充して,その題名の意味を〈おのれみずからについての“覚書”〉,あるいは〈おのれみずからへの“励告”〉と解するのが普通である。この記録そのものは公表の意図なしに書かれたものらしく,断章風な散文は内容的な一貫性を欠いている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」