世界大百科事典(旧版)内のタカノハススキの言及
【ススキ(芒∥薄)】より
…小穂は長柄および短柄の2個が対になり,小穂自体は長さ5mmくらいで黄色く,先端に芒(のぎ)があり,小穂の基盤に長さ7mm内外の白い毛を密生するため,総全体が銀白色の毛に包まれる。変異が多く,小穂の毛が紫色の品種のムラサキススキ,葉に白いすじのあるシマススキや,黄白色の横縞の斑(ふ)が2~3cm間隔にある園芸品種のタカノハススキがある。八丈島や伊豆大島でハチジョウマグサと呼び,牛馬の飼料としている大型の変種はハチジョウススキvar.condensatus (Hackel) Makinoで,伊豆諸島から関東以西,琉球諸島までの海岸に生え,葉の幅が広く,幅2cmほどで,やや白緑色を帯び,花序もススキより大型で密である。…
※「タカノハススキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」