世界大百科事典(旧版)内のタタカナンの言及
【インドネシア】より
…ルバナとスルナイを核とする合奏によって伴奏される男性の踊りは,闘技から発達したものといわれるが,恍惚状態にいたる激しいもので,民俗芸能の重要なジャンルをなし,スマトラ以外の地域にも多く見られる。内陸部に住むバタク族はカチャピやタタカナン(音高の異なる複数の太鼓からなる楽器)を用いる。
[ジャワ,バリ,マドゥラ]
14世紀を頂点とするヒンドゥー・ジャワ文化の伝統を受け継ぐこの地域は,バリ以外ほとんどイスラム化されたにもかかわらず,音楽的にはその影響がほとんどない。…
※「タタカナン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」