世界大百科事典(旧版)内のタナ・メラの言及
【インドネシア】より
…これは全国的規模をもち植民地全体の解放をめざす民族蜂起であった。政庁はかねてからセマウン,タン・マラカ,ムソらの共産党指導者を逮捕・追放していたが,蜂起とともにさらに弾圧を加え2000名に及ぶ共産党と人民同盟(共産党傘下の大衆組織)の指導者を,西イリアンの湿地帯タナ・メラに政治犯抑留キャンプを設置して追放した。こうして共産党が壊滅した後に民族運動の表舞台に登場するのは,オランダから帰国した留学生を中心とする知的エリート層である。…
※「タナ・メラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」