世界大百科事典(旧版)内のタブーン洞穴の言及
【カルメル[山]】より
…地中海東岸,アッコ湾の南,イスラエルのハイファ港の一部を形成しているカルメル岬から,パレスティナ中央部に向けて伸びる丘陵。最高峰は546m。北東山麓にはエズレルの平野が広がり,その背後にはガリラヤの山々が見える。名前の原意は〈園,果樹園〉。旧約聖書では美と繁栄の象徴としてでてくる(《雅歌》7:5,《イザヤ書》35:2)。また預言者エリヤとバアル礼拝者対決の場としても名高い(《列王紀》上18)。今日でもカシやオリーブの木が繁茂している美しい山である。…
※「タブーン洞穴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」