世界大百科事典(旧版)内のタボリエーレの言及
【プーリア[州]】より
…山がちなイタリアのなかで,この州はほとんどが平野もしくは台地上の丘陵で,北西部のアドリア海に突き出たガルガノ半島およびモリーゼ,カンパニア両州との境界が山地をなしている程度で,標高1000mを超える山はわずかである。 フォッジア県に広がるタボリエーレ(卓状地)と呼ばれる平野には,オファント川をはじめいくつかの河川が横切っているが,それらは海岸近くで湿地帯をつくり,かつてはマラリアの温床となっていた。昔は放牧が営まれていたこの平野は,今日は灌漑が行き届き,穀物,ブドウなどの集約的耕作が行われている。…
※「タボリエーレ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」