タミュリス(読み)たみゅりす

世界大百科事典(旧版)内のタミュリスの言及

【ムーサ】より

…その人数についてはさまざまの伝承があるが,一般にはヘシオドスの《神統記》に従い,ゼウスとムネモシュネ(〈記憶〉)を両親としてオリュンポス山麓のピエリアPieriaで生まれた9人の女神とされる。彼女たちはアポロンとサテュロスの笛の名手マルシュアスMarsyasの音楽競技の審判役をつとめたほか,彼女たちに技競べを挑んだトラキア地方の音楽家タミュリスThamyrisを負かして,その視力と音楽の技を奪ったなどと伝えられるが,固有の神話は少ない。崇拝の中心地はピエリアとボイオティア地方のヘリコンHelikōn山で,ヘリコン山にあるニンフのアガニッペAganippēの泉と天馬ペガソスのひづめが打ったあとから湧き出たというヒッポクレネHippokrēnēの泉は,詩人の霊泉として有名であった。…

※「タミュリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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