タムカールム(読み)たむかーるむ

世界大百科事典(旧版)内のタムカールムの言及

【バビロニア】より

…ナラムシン以来続いていた王の神格化の慣習が廃れ始めるのもこの頃である。またこの頃以降になって,南メソポタミアでは初めて土地の私的所有を前提とした耕地の売買や〈タムカールム〉と呼ばれる一種の商業資本家を中心とした活発な商業活動がみられるようになる。政治勢力としてのラルサの出現後は,イシンとラルサの間で覇が争われるが,いずれも他を圧するほどの力はなく,南部メソポタミアにおいても小国分立の状態が続き(イシン・ラルサ時代),やがてイシンはラルサに滅ぼされ(前1794),ラルサはハンムラピ(前1792‐前1750)治下のバビロンに滅ぼされる(前1763)。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」