タモキシフェン(読み)たもきしふぇん

世界大百科事典(旧版)内のタモキシフェンの言及

【制癌薬】より

…造血器の癌に対してはグルココルチコイド製剤である,プレドニゾンやプレドニゾロンが他剤と併用して用いられることが多い。男性または女性ホルモン製剤そのままでは男性化ないし女性化の副作用が現れることが多いため,それらの副作用の少ない薬剤として乳癌治療にタモキシフェン(ノルバデックス)やメピチオスタン(チオデロン)が最近開発され,用いられている。
[その他の制癌薬]
 以上の分類に属さないものにプロカルバジン(ナツラン),シスプラチン(ランダまたはブリプラチン),L‐アスパラギナーゼ(ロイナーゼ),エストラムスチン(エストラサイト)などがあり,それぞれ悪性リンパ腫,種々の固形癌,白血病,前立腺癌の治療に利用されている。…

※「タモキシフェン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android