世界大百科事典(旧版)内のダウ・コーニングの言及
【ケイ素樹脂(珪素樹脂)】より
…したがって,油またはゴムとして使用される場合は直鎖の高分子でよいが,接着剤,シーラント,樹脂として用いる場合には不飽和結合を導入し,硬化剤を加えて橋架けさせるか,3官能性のシラン(水素化ケイ素)化合物を共重合させて橋架け構造をつくりやすくさせる必要がある。(化学式)ケイ素樹脂は1940年にアメリカのコーニング・グラス社のサリバンSullivanとハイドHydeによってはじめて見いだされ,その後ダウ・ケミカル社とコーニング・グラス社の合弁会社ダウ・コーニング社によって44年に工業化が開始された。さらにGE社のロッショーE.G.Rochowがケイ素と塩化アルキルによる直接合成法を見いだし,この方法に基づいて同社が47年以降企業化している。…
※「ダウ・コーニング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」