世界大百科事典(旧版)内のダキア戦争の言及
【ローマ】より
… アントニヌス朝時代を通じ,トラヤヌス治下を除いては領土の拡大はほとんどなかった。彼は2回のダキア戦争(101‐102,105‐106)によってデケバルス王を破りダキアを属州に加えた。東部では彼はアラビア(ナバテア)を加え,ペルシアからアルメニア,メソポタミア,アッシリアの諸州を奪って国境をユーフラテス川の東にまで広げたが,次のハドリアヌスは征服政策を捨てユーフラテス川の線にまで後退した。…
※「ダキア戦争」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」